あらすじ。 美好真理子は勤めていた銀行を退職し、ただ今失業保険たる身の上。 プロポーズしてくれたもののしっくり来ない恋人・雄二とのこともいささか気が重いこの頃だった。 夏の終わりの真夜中、闇の中、真理子は何者かの手によって捕らえられ、見知らぬ部屋の中に監禁されてしまう。 いったい誰がそんなことを? いったい何のために? 真理子が犯人の男と接していくうちに、だんだんある感情が芽生えてくる。 その男のことを、真理子は会う前から知っていた。 ひとつのやり方によって、真理子は男の内面を深く理解していたのだから……。 繊細過ぎるゆえに傷つき続けた男と、愛された女。 そしてもうひとりの男。 三人の切ない想いと、祈りのものがたり。 |
序章
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章
第9章
第10章
第11章
第12章
第13章
第14章
第15章
第16章
終章
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